定率取り崩しとは?シミュレーションと受け取り手順をまとめて解説【NISA・iDeCo対応】
こんにちは、シャロンです。
「積み立てた後、どうやって使えばいいの?」
老後のお金の「出口戦略」は、意外と情報が少ないように思います。
積み立てるのに一生懸命になってしまいますが、受け取らなければ意味がないですもんね。
シャロン、60歳の今、取り崩しは多分5年後以降になると思います。
その時、どう取り崩すかと考えた時、「定率取り崩し」という考え方を知りました。
そして、これなら長生きしたとしても、すぐに積立金がなくなってしまうことはないんじゃないかと思ったんです。
決して余裕のある金額ではないからこそ、大切に使っていかなければと。
その「定率取り崩し」について皆さんにも知っていただきたいと思います。
今回は、NISAとiDeCo両方に使える定率取り崩しの考え方から、定額取り崩しとの違い、実際のシミュレーション・受け取り手順まで1本にまとめました。
定率取り崩しとは?
定率取り崩しとは、「資産の○%を毎年使う」方法です。
例えば、資産2,000万円で年4%取り崩しなら…
2,000万円 × 4% = 年80万円(月約6.6万円)
翌年は「その時点の資産額」で再計算します。
- 資産が増えた場合 → 2,200万円 × 4% = 年88万円
- 資産が減った場合 → 1,600万円 × 4% = 年64万円
資産の増減に合わせて使う額も自動調整される、これが「資産に長生きしてもらう」考え方です。
定額取り崩しと定率取り崩しの違い
| 定額取り崩し | 定率取り崩し | |
| 方法 | 毎年80万円など、決まった金額を使う | 資産残高に対して一定の割合を使う |
| 取り崩し額 | 常に一定 | 資産の増減に応じて変わる |
| 暴落時 | 同じ額を売るため資産が減りやすい | 自然に取り崩しが減るので守られやすい |
| メリット | 家計管理しやすい・生活費が安定 | 資産を使いすぎるリスクが低い |
| デメリット | 暴落時に資産が目減りしやすい | 生活費が毎年変わるので家計が不安定になりやすい |
シミュレーション
資産額別(年4%取り崩しの場合)
| 資産額 | 年4%取り崩し | 月換算 |
| 500万円 | 20万円 | 約1.6万円 |
| 1,000万円 | 40万円 | 約3.3万円 |
| 2,000万円 | 80万円 | 約6.6万円 |
| 3,000万円 | 120万円 | 約10万円 |
| 5,000万円 | 200万円 | 約16.6万円 |
取り崩し率別(資産2,000万円の場合)
| 取り崩し率 | 年間 | 月換算 |
| 3% | 60万円 | 約5万円 |
| 4% | 80万円 | 約6.6万円 |
| 5% | 100万円 | 約8.3万円 |
※正解は人それぞれ。年金額・生活費・現金資産・年齢によって変わります。「少し余裕を持って3%くらいから始める」という考え方も人気です。
暴落時はどうなる?
資産2,000万円 → 暴落で1,600万円になった場合の比較:
| ❌定額取り崩し(年80万円固定) | ✅定率取り崩し(4%) |
| 通常時:2,000万円→年80万円 暴落後:1,600万円でも年80万円を売る →資産の減少が加速しやすい | 通常時:2,000万円 × 4%=年80万円 暴落後:1,600万円 × 4%=年64万円 →取り崩し額が自動的に減り資産を守りやすい |
また、生活防衛資金として数年分の現金を普通預金で持っておくと、暴落時に慌てずに済みます。
NISAの取り崩し手順
NISAはスマホアプリからいつでも自由に取り崩せます。基本的な流れはどの証券会社も同じです。
- アプリにログインする
- 保有している投資信託の一覧から売りたい銘柄を選ぶ
- 「売却」(松井証券は「解約」)をタップ
- 金額を入力して取引暗証番号を入力 → 注文確定
- 2~3営業日後に証券口座へ入金 → 銀行口座へ出金
💡 楽天証券でマネーブリッジ(楽天銀行連携)設定済みなら、出金がスムーズです。楽天・SBI証券には「定期売却サービス」もあり、毎月自動で取り崩すこともできます。
※各証券会社のスマホ操作を画像つきで詳しく知りたい方は、別記事「楽天証券でNISAを実際に取り崩してみた!」をご覧ください。(近日公開予定)
iDeCoの受け取り手順
iDeCoはNISAと大きく違います。スマホアプリでは取り崩しできず、書類での申請が必要です。
| 📱 NISA | 📮 iDeCo | |
| 受け取り時期 | いつでもOK | 原則60歳以降 |
| 手続き方法 | スマホアプリで完結 | 書類を郵送(JIS&T社へ) |
| 入金まで | 2~3営業日 | 書類提出の翌月20日ごろ |
| 受け取り方 | 金額・タイミング自由 | 一時金・年金・併用の3択 |
| 税金 | 非課税(税金ゼロ) | 退職所得控除・公的年金等控除 |
受け取り方法は3種類
| 方法 | 内容・メリット | 注意点 |
| ①一時金 | まとめて一括受け取り。退職所得控除が使えるため優遇あり | 受け取り額によっては税金がかかる場合も |
| ②年金形式 | 5~20年かけて定期的に受け取る「自分年金」。最近選ぶ人が増えている | 受け取り期間中も運用されるため相場の影響を受ける |
| ③一時金+年金の併用 | 一部を一括+残りを年金形式。両方のメリットを組み合わせられる | ①②それぞれの税制ルールが適用される |
※どの方法が合うかは、退職金の額・年金額・生活スタイルによって変わります。心配な方はFP(ファイナンシャルプランナー)への相談もおすすめです。
受け取りの流れ(全証券会社共通)
- 60歳を迎える
- JIS&T社から書類が届く
JIS&T社(ジス・アンド・ティ)はiDeCoの記録を管理している会社です。
給付専用ダイヤル:0120-1414-92(平日9時~21時)
- 必要書類に記入して郵送(受け取り方法・振込口座などを記入)
- 翌月20日ごろに銀行口座へ振り込み
⚠️ iDeCoはどの証券会社(松井・楽天・SBI)を使っていても、受け取り手続きはアプリではできません。すべてJIS&T社への書類申請が必要です。
まとめと感想
- 定率取り崩しは資産の○%を毎年使う方法。暴落時も使いすぎを自動で防げる
- 定額取り崩しより資産が長持ちしやすいが、毎年の生活費が変動する
- NISAはスマホでいつでも自由に取り崩せる。楽天はマネーブリッジ設定が便利
- iDeCoは原則60歳以降・書類申請(JIS&T社)が必要。アプリでの取り崩しは不可
- 生活費すべてを投資に頼らず、生活防衛資金として現金も別途持っておくことが大切
私は現在、NISAに5年間積み立ててきましたが、60歳の今、残りの5年間は iDeCoに積み立てると決めました。
すでにNISAを運用しているので、 iDeCoも直ぐに始められると安易に考えていましたが、申し込んだらすぐに積み立てられるわけではなくて、手続きを始めてからすでに2週間経ってしまいましたが、まだ始められていません💦
夫と私の2人が iDeCoで毎月、上限額の2万3000円ずつ積み立てることができれば、年間5万円以上はお得になる計算です。
資産額別シミュレーションを見ると、やはり1000万くらいは積み立てしないと、4%の取り崩しでもあまり生活の足しにならないなと感じました。
まだまだ積み立て額の少ない私たちは、少しでも節約して老後に備えたいと思うのです。


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