「iDeCoって夫婦2人でやった方がお得なの?」
「妻の収入が少なくてもiDeCoの意味はある?」
これ、そのまま私の疑問でした。最初は、私より収入の多い夫がiDeCoをやる方がお得と単純に考えていました。
私のパートの収入は取るに足りないものと思ってたんですが………….。
60歳を迎え、様々な事情により、夫の収入が減ってきたのをきっかけに、
「待てよ!同じ金額入れるならそれを二つに分けて、夫婦二人でiDeCoをやったらどうなるのかな?」
と思いました。
そして、調べた結果、一定金額以上を積み立てる場合は2人の方がお得だとわかったんです!
共働き夫婦の場合、2人それぞれがiDeCoをやることで節税額がほぼ2倍になります。夫1人が上限まで積み立てるよりも、夫婦2人で積み立てた方が節税効果が大きくなるケースがほとんどです。この記事では、具体的な数字でわかりやすく解説しますね。
なぜ夫婦で運用すると節税額が増えるの?
iDeCoの節税効果は「所得控除」という仕組みによるものです。
所得控除とは、簡単に言うと「稼いだお金からiDeCoの掛金を差し引いて、税金の計算をしてもらえる」ということです。
例:月2万円のiDeCoを積み立てた場合
年間24万円分が所得から引かれる→その分の所得税+住民税が戻ってくる
年収300万円の方なら→年間約4.8万円が節税に!
ここで大切なのが、
「所得控除は1人ひとりの所得に対して適用される」という点です。
つまり夫婦2人がそれぞれiDeCoを運用すれば、それぞれの所得から掛金が引かれるので、節税額がほぼ2倍になるわけです😊
夫婦2人vs 夫1人 節税額を比べてみた
年収200万円の妻と年収300万円の夫が月4万円積み立てたいと考えた場合どうなるでしょう?
まず結論から;そもそも会社員の夫の月の上限額は2万3000円。月4万円は積み立てできない!夫婦2人で2万づつなら積み立てできる。
積み立てる金額そのものが変わってくるので、単純には比べられないが、あえて比較してみます!
夫と妻が2人で月に2万円ずつ積み立てた場合と、夫1人で上限額の2万3000円積み立てた場合はこうなります。
| 比べるポイント | 妻(年収200万円) +夫(年収300万円) 2人でiDeCo | 夫1人 (年収300万円) で上限まで積み立て |
| 月の掛金合計 | 妻2万円+夫2万円 =合計4万円 | 月2.3万円(上限) |
| 年間の掛金合計 | 妻24万円+夫24万円 =合計48万円 | 年27.6万円 |
| 年間の節税額 | 妻3.6万円+夫4.8万円 =合計約8.4万円 | 約5.5万円 |
| 10年間の節税合計 | 約84万円 | 約55万円 |
| 差額(10年間) | 夫婦2人の方が約29万円お得! | |
💡10年間で約29万円の差!
夫1人が上限まで積み立てるよりも、夫婦2人で月2万円ずつ積み立てた方が、10年間で約29万円も節税額が多くなります。しかも2人合わせた積み立て額も多くなるので、老後資金もより多く準備できます。

夫婦の年収別 節税シミュレーション
それぞれ月2万円ずつiDeCoを積み立てた場合の年間節税額を計算しました。
*年収103万円以下など、扶養の範囲内で働いている場合は所得税がかからないため、シミュレーションに入れていません。
| 妻の年収 | 妻の節税額 (年間) | 夫の年収 | 夫の節税額 (年間) | 合計節税額 (年間) | |
| ケース① | 200万円 | 約3.6万円 | 300万円 | 約4.8万円 | 約8.4万円 |
| ケース② | 300万円 | 約4.8万円 | 400万円 | 約5.5万円 | 約10.3万円 |
| ケース③ | 400万円 | 約5.5万円 | 500万円 | 約8.3万円 | 約13.8万円 |
| ケース④ | 専業主婦 (収入なし) | 節税なし | 500万円 | 約8.3万円 | 約8.3万円 |
※所得税率・住民税率の合計を、年収200万円は約15%、300万円は約20%、400万円は約23%、500万円は約30%として試算。実際は扶養・各種控除の状況によって異なります。
年収200万円でも、3万6000円も節税できるなら、かなりお得だと思いませんか?
専業主婦・主夫の場合は?
専業主婦・主夫の方は収入がないため、所得控除による節税効果はほぼありません。ただしiDeCoに加入すること自体はできます(月5,000円~2.3万円)。「節税効果はないけど、運用益が非課税になる」というメリットは受けられます。
夫婦それぞれの掛金上限を確認しよう
iDeCoの掛金上限は職業によって異なります。夫婦それぞれの職業に合った上限を確認してください。
| 職業・加入タイプ | 月の掛金上限 | 年間の掛金上限 |
| 会社員(企業年金なし) | 2万3,000円 | 27万6,000円 |
| 会社員(企業年金あり)・公務員 | 2万円 | 24万円 |
| 専業主婦・主夫(第3号) | 2万3,000円 | 27万6,000円 |
| 自営業・フリーランス(第1号) | 6万8,000円 | 81万6,000円 |
※2024年12月改正で、確定給付型企業年金のある会社員・公務員の上限が月1.2万円→2万円に引き上げられました。
💡自営業・フリーランスの方は特にお得!
自営業・フリーランスの方は月最大6.8万円まで積み立てられます。夫婦どちらかが自営業なら、その方が上限まで積み立てると節税効果が非常に大きくなります。
我が家の場合
うちはちょっと特殊で、夫は自営業でありながらパートもしています。自営なので、月に6万8000円まで積み立てられるのかと思いきや、会社員と同じ2万3000円が上限となります。
理由は、厚生年金に加入しているから。
ですから、2万3000円以上の積み立てをしたいのであれば、夫婦2人それぞれでiDeCoを活用するべきなのですね!

夫婦でiDeCoを運用する際の注意点
⚠️ iDeCoの口座は1人1口座のみ
iDeCoは夫婦で1つの口座を共有することはできません。夫は夫の口座、妻は妻の口座をそれぞれ別々に開設する必要があります。証券会社は同じでも別々でも構いません。
⚠️ 原則60歳まで引き出せない
iDeCoは老後のための制度なので、途中で解約してお金を引き出すことができません。
夫婦2人分の掛金を無理なく続けられる金額に設定しましょう。
⚠️ 受け取り方には注意が必要
退職金を受け取る年と重なる場合、一時金での受け取り方によっては税負担が増えることがあります。
受け取り方については、ファイナンシャルプランナーへの相談もおすすめです。
⚠️ 妻が扶養内パートの場合は慎重に
年収103万円以下など、扶養の範囲内で働いている場合は所得税がかからないため、iDeCoの節税効果がほぼゼロになります。
この場合はNISAを優先する方が良いケースもあります。
夫婦でiDeCoを始めるなら同じ証券会社がおすすめ?
夫婦で同じ証券会社でiDeCoを開設するメリット・デメリットをまとめます。
| 同じ証券会社にするメリット | 別々でもOKなケース |
| ✓ 操作方法が同じで覚えやすい | → 夫は楽天経済圏、妻はSBI派など カードや銀行が違う場合 |
| ✓ 一方が詰まったとき教え合える | → それぞれ使い慣れた証券会社がある |
| ✓ 問い合わせ先が1つで楽 | → 特にこだわりがなければ 同じ証券会社が無難 |
松井証券・楽天証券・SBI証券、どれでもOK!
3社とも運営管理手数料は無料で、人気のeMAXIS Slimシリーズも購入できます。夫婦で同じ証券会社にする場合は、使い慣れたものや普段使いの銀行・カードと相性の良いものを選んでください。
まとめ 夫婦でiDeCoをやるべき3つの理由
① 節税額がほぼ2倍になる!10年間で数十万円の差も
夫婦それぞれの所得から掛金が控除されるため、節税額がほぼ2倍になります。夫1人が上限まで積み立てるより、夫婦2人でやる方が断然お得です。
② 老後資金も2人分しっかり準備できる
それぞれが自分の老後資金を積み立てることで、夫婦合わせた老後資金が増えます。長生きリスクへの備えとしても心強いです。
③ 収入が少ない方でも節税メリットがある
年収200万円でも所得税・住民税は発生しています。iDeCoをやれば、その分の税金が戻ってきます。「収入が少いから意味がない」ということはありません。
まずは2人で「いくら積み立てられるか」を話し合ってみましょう!
月5,000円からスタートできます。2人合わせて月1~2万円からでも、十分な節税効果が得られます。
口座開設は無料で、開設だけしておいて後から積み立てを始めることもできますよ😊
節税を受けるための手続きは? 意外とかんたん!
「iDeCoで節税できるのはわかったけど、申告が面倒くさそう…」そう思っている方も多いはず。でも実はとっても簡単です😊
◆毎年10月頃に「証明書」が届く
iDeCoに加入すると、毎年10月~11月頃に「小規模企業共済等掛金払込証明書」という書類が証券会社から郵送で届きます。これが節税手続きに必要な書類です。大切に保管しておきましょう!
| 働き方 | 手続き方法 | 難しさ |
| 会社員・公務員 | 証明書を会社に提出するだけ! 年末調整で会社が自動処理してくれます | ★☆☆ とっても簡単 |
| 自営業・ フリーランス | 確定申告のときに 「小規模企業共済等掛金控除」欄に 金額を書き写すだけ | ★★☆ 1行追加するだけ |
| パート+ 自営業の両方 | 自営業収入がある場合は確定申告 (パート収入も一緒に申告するついでにiDeCoも申告) | ★★☆ 1行追加するだけ |
| 専業主婦・主夫 | 所得税がないため申告不要 (節税効果はなし) | 手続き不要 |
💡確定申告はe-Taxなら更に簡単!
自営業の方や確定申告が必要な方は、国税庁の「e-Tax(ネット申告)」を使うと便利です。証明書のデータを読み込むだけで自動入力されます。「1行追加するだけで年間数万円が戻ってくる」と思えば、やる気が出てきますよ😊
「面倒くさい」より「お得」が勝ります!
年収300万円で月2万円積み立てた場合、この手続きをするだけで年間約4.8万円が戻ってきます。
「1行書くだけで4.8万円」と思えば、きっとやる気が出るはずです😄
▼各証券会社でiDeCoを始める手順はこちら
・松井証券でiDeCoを始める方法はこちら
・楽天証券でiDeCoを始める方法はこちら
・SBI証券でiDeCoを始める方法はこちら
※本記事は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。税制・制度・掛金上限等は変更される場合があります。iDeCoには元本割れのリスクがあります。節税額はあくまでも試算であり、実際の金額は個人の収入・控除状況によって異なります。最終的な判断はご自身の責任で行い、詳細は税理士・ファイナンシャルプランナーにご相談ください。






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